2023/02/07 18:31
◆染料
京都山城地方で収穫された『天王柿』の渋柿から搾取した柿渋を使用し、引染による染色ののち金属媒染(金属媒体)をしております。
◆特徴
柿渋の力で表面に付着した菌やウイルスを徹底的にガードします。さらにウイルスの残存率を調べる検査により、抗ウイルス活性値Mv=4.1。SEK認証基準(Mv3.0評価:FullEffect)を大きく上回る検証結果が出ました。(※1)
※1注:すべての細菌の増殖を抑制するわけではありません。
耳が痛くなりにくい、やわらかい「抗菌ゴム」を使用しています。
本体には絹・綿、人にも環境にもやさしい天然繊維のみを使用しています。
顔にフィットする立体構造なので、隙間からのウイルスの侵入が軽減されます。また、マスクと口の間に程よい空間ができ、息苦しさも解消されます。
洗濯後も抗菌・抗ウイルス効果は落ちにくいので、くり返しご使用いただけます。
▼ 奏合う自然科学と染織工芸 ▼
柿渋+化学反応の力でマスクの表面に付着した菌やウイルスを徹底ガード。
柿渋が、抗菌・抗ウイルス効果(ウイルスの残存率を低下させる)を発揮することはもちろん、鉄や銅、チタンの媒染により柿渋の抗菌・抗ウイルス効果をさらに高めたのが「柿渋染マスク」です。
世の中のマスクほぼ全てが、ウイルスの侵入(飛沫感染)を防ぐことが目的なので、マスクの表面に付着したウイルスが手などにつき、鼻や口や目から感染(接触感染)してしまうリスクが生じます。
「柿渋染マスク」は、マスクの表面に付着したウイルスへの対策も考慮しています。
鉄や銅やチタンで媒染して柿タンニンを素材にしっかり吸着させることで、マスク表面に付着したウイルスに対し、抗菌・抗ウィルス作用を保持します。
柿タンニンが金属イオンと反応し強く結合することで、素材に吸着しやすくなるためです。
また、金属イオンと柿渋の化学反応が生み出す独特の色味や風合いも、マスクの品格を高めるのに一役買っています。
新品と使用したマスク(複数回洗濯後(※2))両方ウイルス残存率を比較したところ、抗ウイルス活性値が変化しないという検証結果も出ました。
「柿渋染マスク」は、安心してくり返しご使用いただけます。
常に肌に触れるものだから、人にも環境にもやしい天然繊維(シルクと綿、柿渋)だけでマスクを作りました。
通気性のよい内側の三重ガーゼがマスク内の蒸れを防ぎ、吸水性、放湿性にすぐれた外側のシルクが"自然の温度調整機能"を果たしてくれるおかげで、口まわりが快適に保たれます。
参考·引用元
※1 試験期間:一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター/試験方法:JIS1922「繊維製品の抗ウイルス性試験方法」
※2 65日間の使用中に、洗濯を7回し、熱湯に2分間×5回つけました